2009-01-01から1年間の記事一覧
「黒澤明の作劇術」(古山敏幸)という本を読んでいたところ、「隠し砦の三悪人」について以下のような指摘があった。 「映画『隠し砦の三悪人』は、よく「おっかけ形式」の時代劇と言われる。黒澤本人がそう発言してるからだが、より正しくは敵中突破ものと…
こんな本が出ているのを見つけた。 LotRをユング的に解釈する ―という試みが面白いかどうかはさておき(*)、ジャケの絵がいかにもサイコドラマふうというか、チャーミングさと気持ち悪さが同居している不思議な魅力につられ(*2)、注文してしまった。*…
The desire of my spirit urges me to journey forth over the flowing sea, that far hence across the hills of water and the whale's country I may seek the land of strangers. No mind have I for harp, nor gift of ring, nor delight in women, nor…
発売後すぐに入手したものの、冒頭の解説で投げ出したままになっているThe Legend of Sigurd and Gudrúnなのだが、先日、トールキン財団のホームページを覗いたところ、いつの間にかコンテンツが増えてきており(イントロの動画がお洒落)、そこにクリストフ…
前のブログ(http://d.hatena.ne.jp/zushio/20080119/1200671418)で「すでにHoMeという原資料がある今、77年シルマリルがどのような編集上の処理を経てあの形になったのか、つまりクリストファー(とガイ・ケイが)何を取捨選択し、あるいは書き足したのか、…
mythsocの投稿から。 オバマ大統領の施政方針演説で、トールキンが下敷きになっている箇所があるという記事が紹介されていた。http://www.huffingtonpost.com/aaron-zelinsky/obamas-rhetorical-inspira_b_169727.html大統領演説の問題の箇所。6) "But in my…
米アカデミー賞の外国語映画賞部門に邦画の「おくりびと」がノミネートされているそうで、「おくりびと」の英語タイトルは "Departures" だとニュースでやっていた。この映画は未見なのだが、departure という単語で連想するのは、「ボロミアの死」の章タイ…
Doblogの調子が悪いので、引っ越してきました。