2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧
ビルボが馳夫さんのために書いた詩の冒頭ですが、LOTRリーダーズコンパニオンでこの詩の注釈を読むと以下のように書いてあった。「All that is gold does not glitter.伝統的なことわざである"all that glitters is not gold."(光るものすべてが金とは…
Splintered Light、 A Question of Time に続く、Flieger教授のトールキンに関する三冊目の本。一冊目がトールキン作品における言語哲学、二冊目は時間論、本作ではトールキンの神話体系が出来上がっていく過程を辿っており、The Making of Tolkien's Mythol…
前の記事で書いた LotR A Reader's Companion( ハーパーコリンズ版のペーパーバック)が本日到着した。900ページという分厚さに細かい活字がビッシリで凄いボリュームです。まだペラペラと拾い読みしただけですが、期待した以上に凄い本になってます。本書の…
「西境の先の塔山には、遠い遠い大昔のエルフの塔が三つ、今なお立っているのが望めた。それらははるけく月明に輝いた。一番高い塔が一番遠くにあり、緑の小山の上にぽつんと一つ立っていた。西四が一の庄のホビットたちによれば、その塔の頂きに立つと海が…
前のブログに書いたポーリン・ベインズ版の地図、部屋のソファの正面の壁にかかっているので、ぼけ〜っとしてるときは嫌でも目に入るのだが、今日たまたま眺めていたら、地図の下の欄外にある Goege Allen & Unwin Ltd 1970 の文字が目に入ってきた。1970年…
カーペンターとトールキンとの数十年にわたる関わりをアンダーソン氏が追悼文の中で跡付けてくれており、これがなかなか面白い。カーペンターとトールキンの出会いは氏が10歳ごろにLotRを読んだときに始まった。彼はLotR刊行から数年後、図書館で三巻本を…