2016-01-01から1年間の記事一覧

塔のある風景 エルフの三つの塔

「西境の先の塔山には、遠い遠い大昔のエルフの塔が三つ、今なお立っているのが望めた。それらははるけく月明に輝いた。一番高い塔が一番遠くにあり、緑の小山の上にぽつんと一つ立っていた。西四が一の庄のホビットたちによれば、その塔の頂きに立つと海が…

「山へ行く」

萩尾望都はほとんど読んだことないのだが、「山へ行く」という題名に惹かれて読んだ。この作品で「山」が象徴しているものはなんだろう。 いや別に何かの象徴とかではなく、せわしない日常から脱して自然と一体になれる場所ってことでいいのかもしれないが、…