超弩級のレファレンス本たち

ハモンド&スカル夫妻の Companion & Guide を首を長くして待っているのだが、いまだ到着せず。
アマゾンUKのデリバリー予定では13日ぐらいに到着になっていたのだが、今頃どの辺を彷徨ってるのやら。

ところでハモンド夫妻の本とほとんど踵を接するようにして出たJ.R.R. Tolkien Encyclopedia: Scholarship and Critical Assessment by Michael D. C. Drout (Editor)も気になる。
175ドル(アマゾンjpでは¥ 23,590 !)という値段ではそうそう手が出ないが、こちらの執筆にはShippey, Verlyn Flieger, Marjorie Burns, and Douglas Anderson というトールキン学者のお歴々が参加してるようで、アマゾンに載っているトピックリストを見ると、Theological/ philosophical concepts and philosophers なんて項目もあり、ちょっと興味をそそられる。
http://www.amazon.com/gp/product/0415969425/ref=pd_luc_0140102759911640415969425/102-7585098-0504109

さらにぶっとんだのは来年刊行予定という、全4巻の C・Sルイスのレファレンス本だ。
邦貨にして41,365円 というのは思わず目を疑ってしまったが、本当にこの値段らしい(笑。
http://www.amazon.com/C-S-Lewis-Four-Volumes/dp/0275991164/sr=1-1/qid=1164103531/ref=sr_1_1/102-7585098-0504109?ie=UTF8&s=books

ルイスのレファレンス本ではすでにウォルター・フーパーによる C. S. Lewis: A Companion & Guide(邦訳『C.S.ルイス文学案内事典』)と、ルイス研究家が総出で編集したThe C. S. Lewis Readers' Encyclopedia があり、とりわけ後者の本はテーマ別の項目と書誌的な情報がコンパクトにまとまっており、白黒だが初版本の書影も拝めたりして、値段に比してとても充実した本だった。
レファレンス本の類いとしてはこの2冊を持っていればじゅうぶんという気がするが、今度の4巻本も出たら出たできっと気になってしまうのだろうな。
(この本の内容紹介の末尾に No other book on C. S. Lewis will ever be needed as these cover him from top to bottom. とあるのが笑える。内容もたしかに充実しているのだろうが、値段的にも他のルイス研究本の買う気を喪失させるという点でたしかに究極本でしょう。)